筋肉、緩めませんか


筋肉が硬くなった状態を放置しておくのは、なんとなく良くないということは分かっている。

セラピストの人たちから『筋肉が硬い状態は良くない』『筋肉が緊張している、凝っていますね』とかすごく悪いことのように言われたこと、ありませんか? 


なぜ筋肉が緊張=硬いと良くなくて、

筋肉を緩めるのがなぜいいのか、

おさらいしませんか。



ポイントは3つあります。



1. 痛みの緩和にいい

筋肉が硬いと血流が悪化。するとその周囲が酸欠状態に。すると痛み物質が作られて、それが神経を刺激。痛みの素になります。

そこで筋肉を緩めることで、痛み物質を減少させて痛みを緩和させることができます。



2. ケガの予防になる

筋肉が硬いとその筋肉がまたいで付着している関節の動く範囲が狭くなります。

すると、関節の動きが狭くなるので、運動のパフォーマンスが落ちてしまいます。

この状態で日常生活を送っていると、狭くなった関節の動きを補うために、周囲の関節がより動こうと負担がかかって2次障害を起こしてしまいます。


ですので、筋肉を緩めることはケガの予防になります。



3.  疲れを感じにくい身体になる

筋肉が硬い状態が続く痛み物質が作られて神経を刺激し痛みの素になってしまうとお伝えしました。

この状態が続いて、脳が痛みの情報を受け取り続けていると、脳も次第にダウンし疲労を感じるようになってしまいます。

筋肉を緩めて、軟らかい状態へと改善させると、脳へと送られる痛み刺激が緩和されるので、脳は疲れを感じにくくなります。


脳が疲れを感じにくくなる。つまり、疲れを感じにくい身体へとなっていきます。








矯正の(本当の)目的は何⁇


◯本当の(矯正の)目的はなにか?

前回、骨格の矯正はどの方向かにズレてしまった骨を元の位置に押し戻すわけではないということをお伝えしました。


では、当院の骨格矯正の目的は何かというと、

目的は3つあります。


1.筋肉を緩める効果

矯正時、骨の突起などに手を添えて、テコの原理で瞬間的に関節を動かすということを行っています。

その時、関節周囲の緊張した筋肉が一瞬伸長され、その反射によって筋肉が緩むという効果が期待されます。

それによって、骨同士を引っ張り込んでいた筋肉の緊張が緩むので身体の歪みが改善されます。



2.関節可動域を広げる効果

骨を引っ張る筋肉の緊張が緩和されるので、緩んだ分、骨の動く範囲が広がります。つまり関節の動く範囲が広がります。



3.神経を刺激する効果

骨と骨との繋ぎ目になっているところを『関節』といいます。


上の絵は背骨を横から見ており、左側が前を向いた格好になっています。骨と骨が重なって関節となっているところに神経がいっぱい張り巡らされているのが見てとれると思います。


矯正時、関節を瞬間的に動かされるとその神経が反応します。その反応は即座に脳へと伝えられます。脳は神経の塊。刺激を受け取ると活性化していきます。


上の絵では背骨を例に出しましたが、全身の関節にも例外なく神経が張り巡らされていて矯正を受けることで刺激されます。





『骨のずれ』の誤解


◯“骨がずれている”の誤解

よくみなさんが持っている骨のずれのイメージは

こんなイメージではないでしょうか。


A地点から→B地点に骨がずれてしまっている。(上の背骨の絵のように、青の骨が右にスライドしている)

△修痢塙のズレ“があるために身体が歪んでしまう。


そういったイメージを持たれているために、パキッという骨の矯正は「ズレた骨を元の位置に押し戻す行為」だという誤解を招き、危険だ!怖い‼という感覚の原因になっているのではないでしょうか。



ズレを骨格矯正でA地点まで押し戻す様なイメージ。世の中の多くの整体の先生もそういった考え方の元に施術をされていると思います。矯正音がパキッと鳴ったら、たまに『いいのが入りましたねー』と言ったりしています。(上の絵の赤の骨)



実は、これは誤解があると思います。




どのポイントが誤解なのか

まず、先ほどの説明では抜け落ちているものがあります。骨の周りには何がありますか?


筋肉があります。


筋肉は骨と骨とをまたぐように付着しています。筋肉が縮んで緊張すると、骨同士を引っ張り込んでしまうために身体はその方向に縮みます。(上の絵の赤色で塗った紡錘型の筋)


実はこれが歪みの正体なのです。別に骨がどの方向かに移動しているわけではありません。


*ちなみに矯正を行ったときに、たまに音が鳴ることがあります。その音は骨が鳴っているわけではありません。骨と骨とのつなぎ目が関節といいます。そのつなぎ目は袋で覆われていて、袋の中は液体で満たされています。骨同士擦れてしまわなための滑りを良くする液体です。骨格矯正によって瞬間的に骨が動かされると関節内の陰圧が一気に高まり液体の中に気泡が発生します。

その気泡が発生するときに『パキッ』っと音が発生するのです。




オススメ読書録


心脳問題―「脳の世紀」を生き抜く

朝日出版社 山本貴光 吉川浩満



この本に出会ったのは今から1516年前くらい。

当時から、養老孟司先生監修の「脳と心の地形図」やvsラマチャンドラン博士の「脳の中の幽霊」に代表されるように、脳関連の書籍が数多く出版されていました。

その影響もあって脳が分かれば心のメカニズムが分かると思っていた僕は、この本に出会って脳天にガツンと一発喰らわされたような衝撃を受けました。



ザックリ内容をお伝えすると、脳-神経の物理的な働きから、心という非物理的な感覚がなぜ立ちあらわれてくるのか⁇という根本的な問題があるのに、巷の脳関連本はさもなかったかの様にフタをしている!と。



この本はそのほかにも『カテゴリーミステイク』や『命題知と方法知の違い』など数多くの気づきを与えてくれた良書で、通常一冊の中でオモシロイと思えるページは数ページが当たり前の本の世界の中で、一冊を通じて刺激的でオモシロイと思わせてくれる、今まで僕が出会った本の中で5本の指の中に入っているようなオススメ本です。


ちなみに何度も読みまくっているので、本の表紙はボロボロ。図書館に並んでいる本みたいにフィルムで補強してます。

タンパク質を摂る事が何故だいじか⁇

今から10年くらい前まで健康のために野菜をよく摂りなさいと言われていましたが、近年ではお肉が推奨されるようになって来ました。



お肉が何故だいじなのか?

お肉の中には脂質、コレステロールの他にタンパク質が含まれています。このタンパク質が健康維持にだいじなんです。



私たちのからだの材料は何で出来ていると思いますか?


筋肉、皮膚、髪の毛、骨、爪、神経etc・・・体内のあらゆる組織はすべてタンパク質でできています。お肌の保水の為にもタンパク質がだいじですし、神経と神経同士の情報のやり取りにもタンパク質が使われています。


そもそも、私たちの60兆個にも及ぶ細胞11つに含まれている遺伝子の設計図にはアミノ酸をどうゆう順番でくっつけて、どんなタンパク質を作りあげるかが書かれています。よく『遺伝子はからだの設計図だ』などと言われていますが、つまるところ遺伝子はタンパク質合成のためにあるのです。タンパク質のだいじさをあげたらきりがありません。




とは言うものの、成長期のお子さんが成長の為にタンパク質が必要というのはイメージつくけれど、我々大人はどうなの?と思うかたがほとんどだと思います。



お子さんにもだいじですが、我々大人にとってももっとだいじです。



我々のからだは一見、見た目は変わらないけれど、細胞レベルでみれば一年間もすればすっかり全て入れ替わっているといいます。一日でみても相当数の細胞が壊され、新しい細胞に置き換わっています。この新しい細胞を作りあげる材料としてタンパク質が必要なのです。食事でお肉やお魚から摂ったタンパク質が細胞の材料として体に取り込まれるということが研究によってわかっています。

(これは1930年代にドイツのシェーンハイマーという学者さんの研究によって明らかになっています。詳しくはググってみて下さい)



中高年になってくると、歳を重ねれば重ねるほど、細胞合成のスピードが衰えて細胞破壊がどんどん進んで痩せ衰えていきます。加齢という部分では仕方がありません。ところがこれに拍車をかけるのがタンパク質不足です。細胞合成のために欲しているところにタンパク質が不足していると合成過程が進みません。そのため老化現象がじわじわと進行していきます。


実年齢の割に歳を感じさせない人もいれば、実年齢より上にみられてしまう人の違いの一つはここにあるのだと思います。




そして何よりもいつまでも活動的にいるために欠かせない自らの筋肉の維持にもタンパク質は必要です。毎日の夕食にはお魚、鶏肉、豚肉、牛肉などローテーションしながら今まで以上に食べるようにしてください。

重要なチェックポイント 『股関節』


当院ではゴルフやランニング、テニス他、運動歴のある方はもちろん、ほぼ全ての症例において股関節をチェックしています。

腰痛、膝の痛みのような下半身の症状だけではなく、肩・頸・腕の痛み、頭痛の様な上半身に症状がある場合でもです。それはこの股関節から身体全体の姿勢が崩れてしまうことがあるからです。


上半身の身体の荷重は背骨を介して、上から下へ両側の股関節へと伝わります。一方で、通勤やスポーツなど日中活動していると両側の脚を伝って登ってくる床からの反発力が下から上へと股関節に伝わってきます。図に赤丸で囲ったエリアはこの二つの力がぶつかり合う場所になります。


この股関節を支えるため多数の筋肉がこの近くに付着しているのですが、やはり負担が大きいためか何かしらの問題を抱えていることが多いです。



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